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浄化槽について

 台所、トイレ、洗面所、風呂場など家庭から出る汚れた水を、それぞれの家できれいにする施設です。しくみは下水道とほぼ同じで、下水管のない家庭専用の処理施設です。きれいにされた水は、家の周りの排水路や小川に流れ込むため、どぶ川がきれいになって、魚たちやホタルがもどってきます。魚取りや水あそびができるようになり、子供たちのあそび場となります。
 浄化槽には、トイレの汚れた水だけをきれいにして、台所、洗面所、風呂場からの汚れた水は排水路や川にそのまま流してしまう「みなし浄化槽(単独処理浄化槽)」というものもあります。現在では新しく設置することはできません。くみとり式トイレの家もみなし浄化槽(単独処理浄化槽)のある家も、これからは早く「浄化槽」をつけて、家庭から出る汚れた水をきれいにして川に流すことが大事です。

浄化槽は、こんなところがスグレもの

1. 家庭から出る水の汚れを約10分の1に減らして流せるので、身近な小川や排水路がきれいによみがえり、水量も維持できます。
2. 水洗トイレで快適生活。
3. 設置スペースはわずかマイカー1台分。
4. 認定工場で生産される強化プラスチック製で、強度・耐久性もばっちり。
5. 短期間で設置でき、すぐに使うことができます。
6. 長い下水管をはりめぐらせる必要がないので経済的。
7. 補助金・交付金による融資制度があるので、個人負担が軽くすみます。

浄化槽のために、国や都道府県、市町村も応援しています

 浄化槽と下水道の特徴を整理すると、表の通りです。浄化槽も下水道も、非常に長く使うものです。これから整備する場合、市町村やわたしたちにとってどちらが望ましいのか、よく考えて整備することが大切です。


浄化槽(住宅の場合) 下水道
住民の水環境への意識 使った水をきれいにして、家の前の排水路から身近な川に流されるので、水環境への関心が深まりやすい 家から遠く離れた処理場まで汚水を運び、処理した後、川の最下流や海に流されるため、水環境への関心が深まりにくい
自然環境への影響 身近な水辺、中小の川の流域全体の水量維持に役立つ 川の流域全体ではなく、処理した水を出す場所から下流域の水量維持に役立つ
工事開始から使えるまでにかかる時間 7日〜10日 3年〜20年
設置場所 家の敷地内(車1台分) 専用の広大な下水処理場と道路下の下水管の用地。なお、処理場上部を親水公園として活用している所もある
1人当たりの建設費 約18万円
(5人槽を5人で使用した場合)
約80万円
(これまでの実績の平均的な値)

※1人当たりの建設費は「合併処理浄化槽整備の手引き」(合併処理浄化槽整備普及促進グループ[旧浄化槽工業会―現(社)浄化槽システム協会])から引用。

 浄化槽や下水道を整備しようとする市町村に対しては、国や都道府県から補助金・交付金による補助制度があります。このような市町村では、浄化槽を設置したり、下水道に接続したりする住民に対して補助や融資などの制度が設けられています。
 浄化槽については、市町村自らが地域ぐるみで整備する「浄化槽市町村整備推進事業」が全国各地で取り組まれていますので、この方法を採用すると、住民1人当たりの建設費は、1万8千円(5人槽を5人で使用の場合)で設置することができます。くわしくは、地元の市町村にお問い合わせください。


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