トップ はじめての方へ 業者様はこちら 浄化槽の基礎知識 よくある質問 お問い合わせ

浄化槽ブロワーの交換方法とDIYでできる範囲

公開日 更新日 情報の最終確認日 2026/09/01

本記事には広告(Amazonアソシエイト等のアフィリエイトリンク)を含みます。リンクから商品を購入されると、当サイトに紹介料が支払われることがあります。掲載内容は公式情報の確認に基づいており、広告の有無で評価を変えることはありません。

この記事の結論

ブロワー交換を自分で行ってよいのは、「同一型式、またはメーカーが案内する後継機種への単純な差し替え」だけと考えてください。1口タイプなら、電源を抜く→ホースを外す→新しい本体を据える→ホースをつなぐ、という作業で交換できる場合があります。それ以外は保守点検業者への依頼が安全です。

  • 作業の前にまず型式の確認ブロワーの選び方で銘板の見方から確認する
  • 必ず電源プラグを抜いてから作業する。濡れた手で触らない・雨天時の作業は避ける
  • 水没したブロワーには触れない・通電しない。業者に依頼する
  • 2口・タイマー付き、配管の改修が必要、型式不明などのケースはDIYせず業者へ
  • 取り付け後も、各機種の取扱説明書の手順が最優先。この記事は一般的な流れの解説

30〜60秒でチェック

  1. 銘板でメーカー名・型式・風量を確認した(確認方法はこちら
  2. 新しいブロワーが同一型式か、メーカー公式の後継機種であることを確認した
  3. 配管が1本(1口)である。2本(2口・タイマー付き)なら業者依頼を検討
  4. 本体が水没した形跡・焦げた臭い・電源コードの傷みがないことを確認した
  5. 当てはまらない項目が1つでもあれば、お近くの浄化槽業者への相談が安全です

交換の前に:何に交換するかを確定させる

交換作業そのものより大事なのが、「何に交換するか」を正しく決めることです。ブロワーの風量は浄化槽の機種ごとに指定されており、人槽や見た目では選べません。基本は同一型式への交換、生産終了している場合はメーカーが公式に案内する後継機種への交換です。銘板の見方と選定の手順はブロワーの選び方に、旧型式からの対応関係は後継機種の探し方にまとめています。

また、修理(部品交換)で済むケースもあります。迷う場合は修理と交換どちらが得かも参考にしてください。

DIYでできる範囲・業者に任せる範囲

自分での交換に向くケース・向かないケース
状況DIY可否の目安理由
1口タイプを同一型式・後継機種に差し替えDIYできる場合があるホースの付け替えと設置だけで完結することが多い
2口・タイマー付きの交換業者推奨散気/逆洗の接続方向とタイマー設定を間違えると浄化槽が機能しない(詳細
ホース径が合わない・配管の改修が必要業者推奨継手の選定や配管工事の知識が必要
水没した・漏電やブレーカー作動の履歴があるDIY不可感電・漏電の危険。安全確認が先
型式が不明・適合が確認できないDIY不可風量違いの機種を付けると処理に悪影響が出る

安全上の注意

このページの手順は一般的な流れの解説です。実際の作業では、お使いの機種の取扱説明書が最優先です。取扱説明書と異なる点があれば、必ず説明書に従ってください。

作業前の安全確認(必ず読む)

  • 電源プラグを抜いてから作業する。通電したままホースや本体に手を入れない
  • 濡れた手で電源プラグ・コンセントに触れない
  • 雨天時・地面が濡れて水たまりがある時の作業は避ける
  • 電源コードに傷・被覆の破れがないか確認する。傷んでいる場合は通電しない

安全上の注意

水没したブロワーには触らない・通電しないでください。内部に水が入った状態で通電すると感電・漏電のおそれがあります。大雨や浸水でブロワーが水をかぶった場合は、プラグに触れられる安全な状況ならブレーカーを切ったうえで、保守点検業者に点検を依頼してください。停電・浸水時の対応も参考になります。

1口タイプの基本的な交換手順

同一型式または後継機種への差し替えを前提とした、一般的な手順です。

  1. 電源プラグを抜く。プラグ・コード・コンセント周りの状態も確認する
  2. 旧ブロワーのホースを外す。クランプ(ホースバンド)をゆるめ、ホースの向き・取り回しを写真に残しておく
  3. 旧ブロワーを撤去し、新しい本体を水平で安定した場所に設置する(設置場所の条件は次の章)
  4. 新しい本体の吐出口にホースを接続する。奥までしっかり差し込む
  5. クランプで固定する。手で軽く引いて抜けないことを確認する
  6. 電源プラグを差し込み、通電・作動確認をする(確認ポイントは後述)

ホース・クランプも劣化していないか見る

ブロワー本体が寿命を迎える頃には、屋外で紫外線と風雨にさらされてきたホースやクランプも硬化・ひび割れしていることがよくあります。ひび割れたホースは空気が漏れて風量不足の原因になるため、本体交換のタイミングで一緒に交換するのが合理的です。

また、メーカーや機種が変わると吐出口の径が現在のホースと合わないことがあります。径の異なる接続は空気漏れや抜けの原因になります。合わない場合は無理にねじ込まず、適合する継手・ホースへの交換が必要です。部材の選定に自信がなければ業者に依頼しましょう。

設置場所の条件

  • 水平で安定した場所に置く(傾き・ぐらつきは振動音・故障の原因)
  • 浸水しない高さを確保する(大雨時に水がたまる低い場所は避ける)
  • 直射日光・雨が直接当たりにくい場所が望ましい
  • 周囲に放熱のためのスペースを確保する。物で覆わない
  • 浄化槽本体の上(マンホール蓋の上など)に置かない。点検・清掃の支障になり、使用準則でも浄化槽の上部に支障となる荷重や構造物を設けないこととされています

交換後の作動確認

  • 本体の振動:異常なガタつき・金属音がなく、なめらかに運転しているか
  • 送風:ホース接続部から空気漏れの音がしないか
  • 槽内の泡:浄化槽のばっ気槽で、これまでと同じように泡が出ているか(マンホール蓋を開けての確認は無理をしない。点検口から見える範囲で)

交換後しばらくして臭気が出る・泡の様子が明らかに違うなどの異変があれば、適合や接続に問題がある可能性があります。早めに保守点検業者へ相談してください。

旧ブロワーの処分

取り外した旧ブロワーは、お住まいの自治体の分別区分に従って処分します。不燃ごみ・粗大ごみ・小型家電回収のどれに当たるかは自治体によって異なるため、自治体のごみ分別案内で「ブロワー」「エアポンプ」等の区分を確認してください。判断がつかない場合は自治体の窓口へ問い合わせるのが確実です。

こんなときはDIYせず業者へ

  • 2口・タイマー付き:散気方向とタイマー設定の確認が必要(1口と2口の違い
  • 配管の改修が必要:ホース径が合わない、配管が割れている・埋設部に問題がある
  • 水没・漏電の履歴がある:安全確認が最優先。通電しない
  • 型式が不明:銘板が読めず、取扱説明書や点検記録でも確認できない

費用を抑えたい気持ちは分かりますが、ブロワーは浄化槽の心臓部です。適合違い・接続ミスによる水質悪化や、電気まわりの事故のリスクを考えると、「同一型式・後継機種への単純な差し替え」以外は業者に任せるのが結局は安上がりです。

交換手順チェックリスト

  • 新しいブロワーが同一型式またはメーカー公式の後継機種であることを確認した
  • 取扱説明書を読んだ(説明書の手順が最優先)
  • 電源プラグを抜いた(濡れた手・雨天での作業でない)
  • 旧ブロワーのホースの取り回しを写真に残した
  • 新しい本体を水平・浸水しない・放熱スペースのある場所に設置した(浄化槽の上ではない)
  • ホースを奥まで差し込み、クランプで固定した
  • 通電し、振動・送風・槽内の泡を確認した
  • 旧ブロワーを自治体の分別区分に従って処分した

交換用の現行機種の例

参考として、1口タイプの現行機種の例を挙げます(メーカー公表の仕様による)。必ず現在の機種の型式・風量との適合を確認したうえで選んでください。

ブロワー

テクノ高槻 XP-60

風量 60 L/min1口消費電力 32W騒音 35dB

消費電力32W(50Hz)/39W(60Hz)。異常時に停止する保護スイッチ搭載。

メーカー公式の仕様を見る仕様の最終確認日: 2026-09-01
ブロワー

フジクリーン工業 EcoMac60

風量 60 L/min1口消費電力 33W騒音 35dB

定格圧力18kPa・吐出口径20A。

メーカー公式の仕様を見る仕様の最終確認日: 2026-09-01
ブロワー

安永エアポンプ AP-60G

風量 60 L/min1口消費電力 35W騒音 37dB

吐出専用の省エネタイプ。常用圧力14.7kPa。

メーカー公式の仕様を見る仕様の最終確認日: 2026-09-01

自分で安全に確認できること

  • 銘板・ホースの取り回し・設置場所の写真撮影(通電したまま配管や内部に触れない)
  • 電源プラグを抜いたうえでの、1口タイプの同一型式・後継機種への差し替え
  • ホース・クランプの劣化(ひび割れ・硬化)の目視確認

やってはいけないこと

  • 通電したまま・濡れた手・雨天での作業
  • 水没したブロワーに触れる・通電する
  • 風量や適合を確認せずに「とりあえず動く機種」を付ける
  • 径の合わないホースを無理にねじ込む・テープで補修して済ませる
  • 浄化槽の上・浸水しやすい低所への設置

業者へ相談すべき基準

  • 2口・タイマー付きブロワーの交換(散気方向・タイマー設定の確認が必要)
  • ホース径が合わない・配管の改修が必要
  • 水没・漏電・ブレーカー作動の履歴がある
  • 型式が確認できない・適合に確信が持てない

関連商品

ブロワー

テクノ高槻 XP-60

風量 60 L/min1口消費電力 32W騒音 35dB

消費電力32W(50Hz)/39W(60Hz)。異常時に停止する保護スイッチ搭載。

メーカー公式の仕様を見る仕様の最終確認日: 2026-09-01
ブロワー

フジクリーン工業 EcoMac60

風量 60 L/min1口消費電力 33W騒音 35dB

定格圧力18kPa・吐出口径20A。

メーカー公式の仕様を見る仕様の最終確認日: 2026-09-01
ブロワー

安永エアポンプ AP-60G

風量 60 L/min1口消費電力 35W騒音 37dB

吐出専用の省エネタイプ。常用圧力14.7kPa。

メーカー公式の仕様を見る仕様の最終確認日: 2026-09-01

お住まいの地域の浄化槽業者を探す

都道府県と市区町村を選ぶだけで、対応可能な保守点検業者を比較できます。掲載は全国8,000社超。

業者をさがす

よくある質問

コンセントに差すだけの家庭用ブロワーを、同一型式またはメーカーが案内する後継機種へ差し替えるだけであれば、自分で交換できる場合があります。ただし2口・タイマー付きの機種、配管改修が必要な場合、水没・漏電歴がある場合、型式不明の場合は業者に依頼してください。作業時は必ず電源プラグを抜き、機種の取扱説明書に従ってください。
ブロワーは24時間運転が前提の設備ですが、交換作業のための短時間の停止はやむを得ません。作業をだらだら延ばさず、部材をそろえてから一気に交換し、終わったらすぐ通電・作動確認をしてください。長期間止めたままにすると微生物の働きが落ち、臭気や水質悪化につながります。
径の異なる接続を無理に行うと空気漏れや抜けの原因になります。適合する径のホース・継手に交換する必要があります。部材の選定に自信がない場合や、配管側の改修が必要な場合は、保守点検業者に依頼してください。
お住まいの自治体の分別区分に従って処分します。不燃ごみになるか、粗大ごみや小型家電回収の対象になるかは自治体によって異なるため、自治体のごみ分別案内で確認するか、窓口に問い合わせてください。
風量の適合違いや接続不良(空気漏れ・差し込み不足)の可能性があります。まずホースの差し込みとクランプの固定を確認し、それでも改善しない場合や臭気を伴う場合は、早めに保守点検業者に点検を依頼してください。