廃番・旧型ブロワーの後継機種の探し方【適合検索つき】
公開日 更新日 情報の最終確認日 2026/10/04
この記事の結論
ブロワーが廃番(生産終了)でも、主要メーカーは公式サイトやカタログで後継機種を案内しています。テクノ高槻・フジクリーン・日東工器・安永の主な対応関係は、この記事の対応表と適合検索でそのまま調べられます。旧ナショナル(パナソニック)のブロワーも、フジクリーンが公式に対応機種を案内しています。
- 後継選びの起点は銘板の「メーカー名+型式」。まずこのページの適合検索に型式を入れる
- 後継機種でも風量(L/min)が現在の機種と合っているか必ず確認する(テクノ高槻も公式に注意喚起)
- 2口(散気+逆洗)タイプは散気方向とタイマー設定まで確認してから購入する
- メーカー公式で確認できない「互換品」情報だけを根拠に購入しない。不明なら保守点検業者かメーカー窓口へ
30〜60秒でチェック
- 屋外のブロワー本体の銘板でメーカー名と型式を確認する(読みにくければスマホで撮影して拡大)
- 型式をこのすぐ下の適合検索に入力し、公式後継の有無を確認する
- 銘板の風量(L/min)を控え、候補機種の風量と同じであることを確認する
- 配管が2本(2口タイプ)なら、散気方向(右/左)とタイマー設定も控える
- 検索でも対応表でも見つからなければ、表にない型式の調べ方へ
廃番でも大丈夫:メーカーが公式に後継を案内している
浄化槽用ブロワーは10年以上使われることも多く、交換しようとしたら同じ型式がすでに生産終了、というのはよくある状況です。あわてて「互換」とだけ書かれた製品を選ぶ必要はありません。テクノ高槻・フジクリーン・日東工器・安永といった主要メーカーは、生産終了した機種の後継を公式サイトや公式カタログで案内しています。この記事では、公式情報で確認できた対応関係だけをメーカー別の表にまとめました。
なお、生産終了後もすぐに修理ができなくなるわけではありません。例えばテクノ高槻は補修部品を生産終了から7年間保有すると公表しています。比較的新しい機種なら、買い替えの前に修理か交換かの判断も検討できます。一方、日東工器の旧機種のようにメーカーが「修理不可」と明示しているものもあり、その場合は後継機種への交換が前提になります。
まず型式で検索する(適合検索)
銘板の型式が分かっていれば、下の検索で現行機種・公式後継をすぐに確認できます。型式の読み方が分からない場合はブロワーの選び方の銘板の見方を参考にしてください。
後継機種に交換するときの3つの注意点
後継機種は「同じ型式番号の新型」とは限らず、シリーズごと世代交代していることが多いため、次の3点は購入前に必ず確認してください。
- 風量(L/min):後継の候補が見つかっても、現在の機種と同じ風量であることを銘板・仕様表で確認します。テクノ高槻も後継案内のページで「お選びになる際は、風量をご確認ください」と明記しています
- 2口タイプは散気方向とタイマー:散気+逆洗の2口タイプは、右散気/左散気の区別や逆洗タイマーの設定が機種・現場ごとに決まっています。テクノ高槻DUOは左ばっ気/右ばっ気の2タイプで購入後に方向を変更できません。詳しくは1口と2口の違いを参照してください
- 吐出口径・ホース:世代交代で吐出口径やホースの取り回しが変わることがあります。現在の配管と合わない場合はホース・継手の交換が必要です
安全上の注意
テクノ高槻(HIBLOW):HP・FP・CPシリーズ→XP・DUO
テクノ高槻は公式サイトに「後継機種・互換性一覧」のページがあり、旧機種ごとの後継を明示しています。家庭用でよく使われていたHPシリーズ(小型)はXPシリーズへ、FPシリーズ(2014年3月生産終了)もXPシリーズへ、2口タイプのCP-WシリーズはDUOシリーズへ世代交代しています。
| 生産終了した型式 | 公式後継機種 | 備考 |
|---|---|---|
| HP-30 | XP-30 | 風量30L/min |
| HP-40 | XP-40 | 風量40L/min |
| HP-60 | XP-60 | 風量60L/min |
| HP-80 | XP-80 | 風量80L/min |
| FP-60 | XP-60 | FPシリーズは2014年3月生産終了 |
| FP-80 | XP-80 | 同上 |
| CP-60W | DUO-60 | 2口タイマー付。左ばっ気/右ばっ気の選択あり(購入後変更不可) |
| CP-80W | DUO-80 | 同上 |
フジクリーン:MAC→EcoMac、CFB→UniMB
フジクリーンは公式資料「電磁ブロワの変遷」で、旧MACシリーズから現行EcoMacシリーズへの対応を公表しています。2口タイプの旧CFBシリーズは、現行のUniMBシリーズへの交換が公式に案内されています。なお、同社は2025年10月1日に「フジクリーン工業株式会社」から「フジクリーン株式会社」に社名を変えたため、古い本体の銘板やラベルには旧社名が残っていることがあります。
| 生産終了した型式 | 公式後継機種 | 備考 |
|---|---|---|
| MAC30R | EcoMac30 | 風量30L/min |
| MAC40R | EcoMac40 | 風量40L/min |
| MAC60R・MAC60S | EcoMac60 | 風量60L/min |
| MAC80R | EcoMac80 | 風量80L/min |
| MAC100R | EcoMac100 | 風量100L/min |
| MAC120N | EcoMac120 | 風量120L/min |
| CFB70 | UniMB80 | 2口タイマー付。公式資料に「CFB70はUniMB80へ交換」と明記 |
| CFB100 | UniMB100 | 2口タイマー付。公式資料に「CFB100はUniMB100へ交換」と明記 |
旧ナショナル(パナソニック)のブロワーはフジクリーンEcoMacへ
ナショナル(現パナソニック)ブランドの浄化槽用ブロワーは、フジクリーンが公式サイトで「旧ナショナルブロワ」の対応表を公開しており、EcoMacシリーズへの置き換えを案内しています。
| 旧ナショナルの型式 | 対応するEcoMac | 備考 |
|---|---|---|
| PC20・PC30・SE30・SA30 | EcoMac30 | SA30T等のタイマー付派生型は公式対応表で品番を確認 |
| PC40・ES40・SA40 | EcoMac40 | PC40S等の派生型は公式対応表で品番を確認 |
| SA55・SA60B | EcoMac60 | |
| SA80・SA80B・SAF80 | EcoMac80 | |
| SA100K・SA100B | EcoMac100 | |
| SA120 | EcoMac120 |
日東工器:LA旧型→LA-C・LA-Eシリーズ
日東工器は公式サイトの「生産終了品」ページで、ブロワーの旧機種ごとに「現行相当品」と修理終了時期を明示しています。現行機はいずれもリニア駆動フリーピストン方式で、30・40L/minクラスはLA-30C・LA-40C、60・80L/minクラスはLA-60E・LA-80Eです。公式表では、LA-28系とLA-30Eの現行相当品がLA-30C、LA-35系・LA-40・LA-40Eの現行相当品がLA-40Cとされています(LA-30E・LA-40Eは2018年6月に生産終了)。
| 生産終了した型式 | 公式後継機種 | 備考 |
|---|---|---|
| LA-28・LA-28A・LA-28B・LA-30E | LA-30C | 風量30L/min・定格圧力11kPa・吐出口φ18(外径) |
| LA-35・LA-35A・LA-35B・LA-40・LA-40E | LA-40C | 風量40L/min・定格圧力11kPa・吐出口φ18(外径) |
| LA-60A・LA-60B | LA-60E | 風量60L/min |
| LAX-60 | LA-60E | 旧機種は修理不可とメーカーが案内 |
| LA-70B・LA-80B | LA-80E | 風量80L/min |
| LAG-80B(R/L) | LAG-80E | 2口自動逆洗式。LAG-80Eは送気方向を左右切替可。主要18プログラム内蔵(初期設定P:01) |
| LAA-80 | 後継なし | 修理も不可とメーカーが案内。浄化槽メーカーか保守点検業者に代替機を相談 |
安永:LPシリーズ→AP現行シリーズ
安永エアポンプは公式カタログのページで「販売終了品の後継機種対応表」(2023年12月作成)を配布しており、旧LPシリーズや旧型のAPシリーズから、現行の省エネタイプ(AP-30P・AP-40P・AP-60G・AP-80G など)への対応が現行型番で確認できます。
| 販売終了した型式 | 公式後継機種(現行品) | 備考 |
|---|---|---|
| LP-30・AP-30 | AP-30P | 省エネタイプ |
| LP-40・AP-40 | AP-40P | 省エネタイプ |
| LP-60H・AP-60F | AP-60G | 省エネタイプ |
| LP-80H・AP-80F | AP-80G | 省エネタイプ |
| LP-100H | AP-100F | 省エネタイプ |
| LP-120H | AP-120F・AP-120N | 対応表では2機種が並記されている |
主な後継機種の例
各メーカーの対応表で登場する代表的な現行機種です。仕様の詳細と最終確認日は各カードのメーカー公式リンクから確認できます。
テクノ高槻 XP-60
消費電力32W(50Hz)/39W(60Hz)。異常時に停止する保護スイッチ搭載。
テクノ高槻 DUO-80(左散気)
逆洗タイマー付の2口タイプ。左ばっ気/右ばっ気の2種類があり、購入後にばっ気方向は変更できない。
テクノ高槻 DUO-80(右散気)
逆洗タイマー付の2口タイプ。左ばっ気/右ばっ気の2種類があり、購入後にばっ気方向は変更できない。
フジクリーン EcoMac60
定格圧力15kPa・吐出口径13A(外径φ18)。
日東工器 LA-60E
定格圧力15kPa・吐出口φ18。リニア駆動フリーピストン方式。
表にない型式のときの調べ方
この記事の表は家庭用でよく使われる型式を中心にまとめたもので、すべての旧機種を網羅してはいません。表にも適合検索にも出てこない型式は、次の順で調べるのが確実です。
- メーカーの相談窓口に問い合わせる:銘板の写真があれば話が早く、後継の有無・修理可否まで確認できます
- 保守点検業者に相談する:現場を知っているので、配管・設置状況まで含めた適合を判断してもらえます。契約中の業者がいなければ業者検索から探せます
- 浄化槽本体の取扱説明書・保守点検の記録票を確認する:浄化槽側の指定ブロワー(型式・風量)が書かれていることがあります
倒産などでメーカー自体がなくなっている場合や、銘板が読めない場合も、自己判断で近い風量の機種を選ぶのではなく、保守点検業者に浄化槽側の必要風量から選定してもらうのが安全です。
自分で安全に確認できること
- 銘板のメーカー名・型式・風量を控える(写真を撮る。電源や配管には触れない)
- このページの適合検索とメーカー公式の後継案内ページで対応機種を調べる
- 配管の本数(1口/2口)と、2口の場合の散気方向・タイマー表示を確認する
やってはいけないこと
- メーカー公式で確認できない「互換品」表記だけを根拠に購入する
- 現在の機種と風量の違う後継機種を「大は小を兼ねる」で選ぶ
- 2口タイプで散気方向・タイマー設定を確認せずに購入・交換する
- 型式不明のまま見た目の似た機種を推測で購入する
業者へ相談すべき基準
- 銘板が読めず、取扱説明書や点検記録でも型式が確認できない
- 対応表・適合検索・メーカー窓口のいずれでも後継が見つからない(メーカー廃業・特殊機種など)
- 2口タイプの散気方向やタイマー設定値が分からない
- 交換作業に不安がある、または配管・継手の加工が必要になりそう(交換手順の記事も参照)
関連商品
テクノ高槻 XP-60
消費電力32W(50Hz)/39W(60Hz)。異常時に停止する保護スイッチ搭載。
テクノ高槻 DUO-80(左散気)
逆洗タイマー付の2口タイプ。左ばっ気/右ばっ気の2種類があり、購入後にばっ気方向は変更できない。
テクノ高槻 DUO-80(右散気)
逆洗タイマー付の2口タイプ。左ばっ気/右ばっ気の2種類があり、購入後にばっ気方向は変更できない。
フジクリーン EcoMac60
定格圧力15kPa・吐出口径13A(外径φ18)。
日東工器 LA-60E
定格圧力15kPa・吐出口φ18。リニア駆動フリーピストン方式。
よくある質問
公式の出典・参考情報
- テクノ高槻 後継機種・互換性一覧
- テクノ高槻 HPシリーズの後継機(風量の確認・補修部品の保有期間)
- テクノ高槻 FPシリーズの後継機(生産終了年月・補修部品の保有期間)
- テクノ高槻 XPシリーズ(現行機の仕様)
- テクノ高槻 DUOシリーズ(ばっ気方向は購入後変更不可)
- フジクリーン株式会社 電磁ブロワの変遷(後継対応表PDF)
- フジクリーン株式会社 旧ナショナルブロワ対応表
- 日東工器 生産終了品(ブロワ)と後継機種
- 日東工器 LA-30C(現行機の仕様)
- 日東工器 LA-40C(現行機の仕様)
- 安永エアポンプ 販売終了品の後継機種対応表(2023年12月)
上記の公式情報は 2026-10-04 時点で確認しています。制度・仕様は変更されることがあるため、最新の情報は各公式サイトでご確認ください。